「その答え、あなたならどうやって探す?」AIも教科書も教えてくれない!国際ビジネス競争社会の中で生きるということ

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キャリアを積むために感情のコントロールは重要?

ヨガ&チャイ対話では、ヨガの実践哲学についても紹介している(2023年10月、35歳)

────インターネットが出てからというもの、今後さらに加速しますよね。
ちなみに私の中でMacさんの元に訪れる方々のイメージが今バリバリ仕事をしていて、常に自分の横に様々な責任を抱えているような人たちが仕事と心身のメンテナンスのために訪れるんだろうな〜・・と個人的に勝手に思っているのですが、実際みなさん何を求めてきますか?

Macさん
Macさん

感情のコントロールみたいなところが多いですね。
例えばスタートアップ企業って結構優秀な方が多いですよね。そして変化が激しいし、大企業にいた後にスタートアップ経験してるとさらに感じるのですが、スタートアップって本当に半年に1回ぐらい会社ガラッと変わってるみたいなことザラにあって、半年経ったら違う会社になって新しい人入ってくるし、規模も変わるし事業も変わるしと。
特に会社の初期のステージにいると、感情をいかに制御していくか、変化の波に飲み込まれずにちゃんと自分を保ちながらパフォーマンス発揮していくかっていう部分が結構難しいんだと思うんですね。きっとそのあたりに興味持っていただいてるのかなと思います。

確かに、学校で習ったことはないけど社会に出た時にかなりパフォーマンスに影響与えますよね。

Macさん
Macさん

ストレスレベルの高い環境にいると、どうしても寝ててもずっと仕事のこと考えてしまったり、夢に仕事が普通に出てくるしで、気持ちの切り替えやリセットのために話してみるっていう時間を作りたいという方が多いかなという気はしますね。

ヨガの自他共に一体化という理想と、競争社会で生きることは両立できるのか?

────今の世界を見ていると、未だに先進国を中心に資本主義社会で回っているますよね。私もヨガをインドで深めて今もずっと修行中の身ですが、理想的には瞑想やアーサナを続けて心の乱れや動きそのものをなくして日々穏やかに・・と努力はしてるんですけど、 どうしても忙しかったり資本主義社会の中で穏やかさと両立って、すごく難しいとも感じている方が多いと思うんですね。

自分以外の人との繋がりを持ち、心を繋げてという風に考えて自他共に優しくあろう、ありのままであろうと思っても、この社会で生き抜くためには当然自分以外の人の意見ばかり優先することはできないし、当然生活するためのお金も必要だと思います。
どんな時代でもカオスな世界の中で強く生きるには、優しさだけではダメなんじゃないかなと・・。きっとこういう矛盾や葛藤を感じている方はたくさんいると思うのですが、Macさんはどんな風に捉えていますか?

Macさん
Macさん

難しいですよね〜・・いわゆる競争社会みたいなもの、competition(競争)そのものを否定する必要ないのかなと思っています。
現に長い歴史の中でテクノロジーが生み出されて、この100年だけでも人類の生活って便利になったと思うんですね。もちろんまだまだ格差や戦争といろんな問題はあるものの、先進国中心に経済的にも生活も豊かになったし、寿命も伸びてますよね。戦争だって長い目で見たら、だいぶ減っていますし・・。

Macさん
Macさん

広くみると、人類全体が悪い方向に向かっているより良い方向には行ってるんだと思うんですね。それは自由主義・競争社会がそうさせてる部分もあるなと思っています。ただ、その競争社会というものを自分がどう捉えるか、どう落とし込むか?どのように競争社会と向き合うか?ということが大事なのかなと最近は思っています。
この競争というのが、例えば勝って幸せ!負けたら地獄!みたいな考えだけになっていたり、勝ち負けで人の評価や白黒つけていくものだと捉えたら、結構悲惨な感じになりますよね。

──── 一時期「勝ち組・負け組」なんて言葉が飛び交っていた時期もありましたけど、あんな風に人の価値をカテゴリー化したり差別化するみたいな価値観=自分の存在価値みたいに考えてしまうと、しんどくなりますよね。

Macさん
Macさん

競争をポジティブに切磋琢磨という風に考えることもできますよね。それぞれの業界や産業、分野でチャレンジしているライバルの存在が、個人だったり会社だったりすると思うのですが、切磋琢磨することでみんなで上がっていくみたいな考えや発想になれたら、競争もうまく活用できるのかなと。
人類600万年の歴史がの中で脳がそうできちゃってるんで、いきなり競争やめましょうっていうのはやっぱり難しいと思います。本能に突き動かされてずっと競争してたわけで、今ほど文明的に豊かになる前までは他の動物と競争して命を守らないといけなかったですし、その後も国内・国外の戦争の歴史も長かった事実がありますよね。その中でも競争というものを前向きに自己成長の場と意識的に捉えてするっていう方が僕は好きです。

なるほど・・競争に飲み込まれるのではなく、自分で意識して「今から競争のリングに上がるぞ!」とポジティブに考えれば、競争に参加するも降りるも自分で選べますよね。

Macさん
Macさん

それこそ僕も実は去年、座禅を組んで境地に至った時「こうして自分と向き合って死んでいくのもありかな・・」なんて考えもよぎったんですよ。でもそうじゃなくて、競争社会なんだけどそこに積極的に参加して切磋琢磨していくことで、自分の他人も共に向上させていくみたいな発想が大事なのかなと思いました。

────まさに競争社会の中心地の現場にいた方だからこそ、説得力ありますし心に染みますね!
今の社会に出るということ、立つということは、様々な競争のに自分がいるんだよということをそもそも認識していないとか、認識していないのに色々巻き込まれて苦しくなってしまうのはしんどいと思いますし、このMacさんの言葉に救われる方や、勇気付けられる人はたくさんいると思います。

Macさん
Macさん

その通りですよね。本当に勝つことだけが目的になっちゃうとやたら焦るし、今の自分さえよければいいってなってしまうのですが、結局それって自分を壊す原因になりますし、もうちょっとゲーム感覚で長い目で見た方が結果として自分のためにもなります。それが競争社会の中でも短期的にやって終わりではなく、長く携わっていける発想のひとつとして取り入れてもらえたら嬉しいです。

Macさんに見えている【東洋的次世代リーダー】が活躍する未来とは・・

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