小さな一歩が未来で見える世界と景色を大きく変える。自然と人と土地を繋ぐ 。自分と向き合い、癒しを与える時間と場所は「旅するリトリート」の中にある

YOGA
この記事を書いた人
Yoga Action
Yoga Actionをフォローする

沖縄の八重山諸島である石垣島を拠点に行う「沖縄離島ヨガリトリート」
旅の中で心のカウンセリングとなる「石垣島プライベートリトリート」
国内・海外を旅す中で自然と人と土地を繋ぐ「旅するリトリート」

などの様々なヨガリトリートを企画・開催するHeart Island Yogaの主催者、佐藤晃子(さとうあきこ)さん。
現在は石垣島の海と自然あふれる場所で暮らし、自分の好きなことを自由に仕事にしながら日々過ごしているその姿からは、圧倒的な癒しとエネルギッシュなパワーを感じますね。

まさに自然の中で「ありのままの自分」らしく生きるお手本のような存在の晃子さんですが、その活動や日々の生活、ここに至るまでの経緯をたっぷりとお届けします!

佐藤晃子さんのプロフィール


名前:佐藤 晃子(さとう あきこ)

主な活動:ヨガリトリート主催
活動場所:石垣島を中心として
北は北海道までその時に心赴く場所へ
家族構成:父、母、弟、犬
好きな言葉:今を生きる
SNSアカウント:@heart.islands.yoga (Instagram)
HP URL:Heart Island Yoga

始まりは石垣島の姉妹都市ハワイ、マウイ島から

ハワイのマウイ島で

ヨガの資格を取ったのが今から10年前で、ハワイのマウイ島で1~2ヶ月ほど滞在していました。その時はまだヨガの講師になろうとは思っていなかったです。

マウイ島に行く前は関東首都圏で会社員として働いていたので、ヨガもOLの趣味みたいな感じで続けていました。30歳の時に大きな転機がきて、当時結婚しようとしていたパートナーと別れたり、仕事が実質上クビになって1週間のうちに仕事なくなる・・という大変な事態が一斉に起きたんです。女社会の中で服装や暮らしもすごい派手でしたし、今とは全然違う姿でした。

上の人から目を付けられて、仕事も無理やり辞めさせられたみたいな形でした。今だったらありえないことですよね。

ーー今の晃子さんの姿からは想像ができない出来事ですが、こうして外見だけでも今と全然違うというのは、きっと考え方や生き方も全く今とは違うというのがよく分かります。

仕事を実質クビになった時とほぼ同時期に、そのとき付き合ってた人と結構ひどい別れ方をして体が傷ついてしまい、1週間ぐらいは家から出られない状態でした。大きな転機があった30歳まではあまり経験したことのない人生のどん底の中で浮かんだのが「マウイ島でヨガをする」ということだったんです。

マウイも実は最初から行きたかったというより、費用の面やたまたまタイミングが良かったからというのと、なぜか頭をよぎったのがハワイでヨガをしている自分の姿だったんですよね。当時はホットヨガスタジオに通ってはいましたが、マウイ島でヨガの呼吸の大切さや本質を知ってからヨガに対する考え方は大きく覆されました。

マウイ島に行く前は仕事や人間関係のことでトラウマや人間不信みたいな状態にもなっていたので、そこで今まで閉じ込めていた感情が溢れてきたのもよく覚えています。怒りや悲しみがあっても無理矢理その感情に蓋をしていて、それでも自分は大丈夫だって思っていたのですが、いざマウイに行くと蓋がパカッと外れてすごい泣けましたし、そもそも辛かったら泣いていいんだとか、自分自身を許すことができたし、自分を愛するということも初めて知ったんです。

それまでの人生では目先の楽しみばかり考えていたので、「自分を愛して、受け入れる」という感覚にはすごい癒されましたし、ヨガを伝えるという自信もつきました。
マウイ島の自然にもすごく癒されて、この感動を他の人にも伝えたいという思いを持ったまま動いたことが現在の活動のきっかけや原点にもなっています。それが今から10年前になります。

マウイ島から帰国してからの晃子さんの行動と転機

マウイ島から帰国をした後もやっぱり海が元から好きだったので、神奈川でも茅ヶ崎辺りの海の近くでヨガを教えていました。そこのスタジオではフリーでヨガ講師として契約をして1日2~3本くらいレッスンに入っていました。
神奈川の海沿いでのヨガの仕事もすごく素敵な海の目の前のスタジオで大好きだったのですが、4年ぐらい経ってある程度基盤ができてお客さんもついてきて、何か次のステージに行きたいなとちょうど思ってたときに転機が訪れました。

石垣島の離島、小浜島のリゾートホテルはいむるぶしでヨガのインストラクターの枠が一つ空いたよっていうのを友達に聞いて「これだ!」と思ってすぐに応募しました。その後合格して小浜島に行ったのが今から8年前です。小浜島の話も石垣島には行ったことがない状態で先に話があって、石垣島を飛び越えていきなり小浜島に辿り着いたのです。

それも「海の近くで暮らしたい」という思いが先にあったからだと思います。自分の中では「海」がすごいキーワードで、もっと海のそばでヨガがしたいという思いとビジョンが当時から強くあったんですよね。小浜島のはいむるぶしでは2年半ヨガの仕事をしながら暮らしていました。

今思うとこの小浜島での2年間がその後の生活や仕事にもすごく影響があったと思います。生き方や考え方も段々は変わっていくのですが、何よりも自然が身近な生活になることで小浜島のヨガの生活自体が毎日アシュラムにいる感覚でした。小浜島の自然の中で朝起きて、朝日を浴びて、ヨガして・・と過ごすうちに自然と自分が近づいていくのが分かりますし、OLだった頃と比べて見た目や顔もすごく変わったと思います。

朝から晩までヨガ漬けですごい忙しいわけでもなく、都会に比べれば何もない小浜島ですが、小さな島で誰も知り合いがいない中自分と向き合う時間もすごく多いし、楽しいことも悲しいことも色々な感情が湧き出てくることが日々の暮らしの中で感じられました。多分都会でヨガをしていたらそこまでにはならなかったと思うのですが、自然から教えてもらえた学びは本当に多かったです。

八重山諸島の離島の1つ、ハートランド黒島との出会い


小浜島に住んでいた時から黒島がすごく好きで、よく遊びに行っていました。と言うのも、ハワイのマウイ島と黒島がどちらも「女性を癒す島だな」と私は感じていて、すごく似ているんです。

自然が多くて、よく見ると両方とも島がハートの形をしているんです。当時は黒島にヨガの教室がなかったので、島のお嫁さん向けにヨガの教室を月に1回開催するようになりました。私自身も黒島に行くたびに心が緩みますし、癒されて好きな人たちもたくさんいるその環境にいると、特に都会で頑張っている女性が必要としているものがある島だなと気づきました。
そこからヨガのリトリートを開催したいと思い始めるようになりました。

当時はリトリートに参加したことも開催したこともなかったですし、リトリート自体やっている人も少なくて有名な人じゃないとできないものなのかな?みたいな風潮があったのですが、「やってみよう」と思って、小浜島のホテルのヨガの仕事をしながら黒島ヨガリトリートに向けて準備を始めました。

「いざやろう!」となってからはHPを自分で作ろうと思ってもWeb系苦手だし、どうしよう・・というタイミングでたまたま手伝ってくれる方が現れたり、HPに使う写真を提供してくれる友達が協力してくれたり、他にも黒島の友達が助けてくれたりと、ありがたいことに他の方からのサポートをたくさんいただきました。

HPを作ってからも自然と仕事が入るようになって、最初はできるかどうか分からないまま始めたけど、やり始めたらできた・・!という流れでした。HPの作成もヨガの卒業生の先生がモニター募集をしていたタイミングで、ただ作ってもらうだけではなくて一緒に構成を考えたり、分析をしてもらいながら自分のリトリートに対する思いなどを反映できるように、じっくり作ることができました。

そんな形で黒島でのリトリートを始めたのが今から5年前ですね。半年くらいは小浜島のホテルでヨガの仕事をしながら、月に1回黒島に通ってリトリートをするという生活をしていました。その時からハワイのマウイ島でもリトリートをやりたい、どちらも女性が癒される黒島とマウイ島を繋げたいという思いも出てきて、その半年後にマウイ島のリトリートも完成しました。

マウイ島のリトリートが始まってから

コメント

タイトルとURLをコピーしました